みぢかを機能で考える <第26回>
Original 2018/1/17
あけましておめでとうございます。 本年もどうぞ宜しくお願い致します。
既に松の内を過ぎておりますが、2018年最初ブログ投稿になりますので、一言ご挨拶させて頂きました。
皆様、新しい年をお迎えになり、心機一転、仕事に、学業に、プライベートにいろいろな目標をお持ちであろうと思います。
私は毎年、某八幡宮に初詣をしておりますが、そこでおみくじを引いてその内容を自分の目標の中に取り入れることをやっています。 今年は仕事運に「遠くて高い目標を掲げよ」という内容があり少々気に入っています。
新年のメッセージにだって機能がある
この時期、個人のみならず、企業や行政、団体のトップの方が仕事始めの日に新年にあたってのメッセージを出されていると思います。最近は、マスメディアを通してオープンにしているところも多いので、その組織に所属していなくても、見聞きすることができるようになりましたね。
その組織の性格によって、トップの方のメッセージはいろいろな呼び方をしているようです。
年頭メッセージ、年頭訓示、年頭所感、年頭挨拶、年頭あいさつ、年頭の辞、などなど…。
その呼び方そのものの意味は若干異なるようですが、その内容を拝見すると、大まかには以下のようになるように思います。
- 新年恒例の挨拶
「あけましておめでとうございます」
まずはこれをいわないと年頭挨拶であることがわかりませんね。
- 昨年の振り返り
昨年の自組織を取り巻く環境認識、我々自体の成果。
目標達成できればそれに越したことはありませんが、できない場合でもその過程で得られた成果など、新年にふさわしいポジティブな表現ではないでしょうか。
- 組織の目標
会計的なものは、必ず毎年予算と実績があるとは思いますが、組織が達成しようとするものは単年度で実現できるとは限らず、その場合、中長期的な目標がありますよね。
今一度思い起こす意味でも、それに触れた上で前述の昨年の振り返りをしたり、今年の目標について話をしたりするようです。
- 今年の目標
必ずしも一つではなく、幾つかあるかもしれません。 また具体的な目標というより、スローガン的なものかもしれませんね。具体的なものはこのトップのメッセージを受けて設定される場合もあるでしょう。
- 社員全員、家族の今年一年の健康、活躍を願って、締めの言葉
組織の力は各個人の努力あってこそですが、それを支える心身とも健康であること、そういったことに言及して締める。昔はとにかく目標達成に向けて頑張ろう!だけだったかもしれませんが、「働き方改革」なるものが叫ばれるこのご時勢では、ここに触れずにはおられないようですね。
こうしてみると新年のメッセージというものは、大きく以下の3つのパートに分かれています。
- 今一度自分達がどこにいるのか、なにがゴールなのかを再認識する (上記 2、3)
- ゴールに向かって今年はどこまで登ろうというのか、明確にする (上記 4)
- 登るためには社員一人一人が機能することが大事であることを伝える (上記 5)
それぞれは特別に新年のメッセージ特有のものではありません。
しかし、メッセージを受け取る個人個人が新年を迎え新たな気持ちになっている時に、冒頭の新年の挨拶に始まり、上記3つを伝えることにより、組織のゴールから個人の果たすべき役割について考える状況を提供する、そういう機能が新年のメッセージにはあるように思います。
ブログを始めて十ヶ月余りとなりますが、今年はもっといろいろな発信ができたらと思っています。
本年もこの「みぢかを機能で考える」ブログを宜しくお願いいたします!