MBD・MBSEの急所 – 機能モデル

MBD・MBSEをやりたいのですが、どうすれば…?

MBDをやりたい。MBSEを導入したい。どのようにすればいいのか?  そんな声をよく耳にします。

プロセスは大事です。モデル化も必要です。疑いの余地はありません。

でも、その前に「MBD・MBSEを活用して、最終的にあなたは何を実現したいのか」。 それははっきりしているでしょうか。

例えば

  • いいものをつくりたい
  • ライバル・競合他社に負けたくない
  • 試作を減らしたい
  • 手戻りをなくしたい

いずれも切実な思いですね。

でもこれだけでは何をすべきなのか、具体的にはなっていないのではないでしょうか。

まずは問題の要因を明らかに

まずは何が問題なのか、そしてそれはなぜなのかを明らかにする必要があります。

問題とはあるべき姿と現状のギャップのことをいいます。

従い、以下の状況だと
何が問題なのか明らかになりません

  • あるべき姿が明確になっていない
  • 現状を正確にとらえられていない

また、あるべき姿をどう設定するかにより
とりあつかうべき問題の性質が変わってきます

  • あるべき姿はいつの話なのか ~ 過去なのか、現在の話なのか、それとも未来なのか
  • あるべき姿にも段階がある ~ 当面目指すものなのか、それとも突き詰めたい理想なのか

そして取り組むべき対象の全体像を描く

問題に対して取り組むべき対象をきめ、その全体像を描いていきます。

  • あるべき姿(=理想)から「ありたい姿(当面目指すべき目標)」をきめる
  • 問題の状況から、かかわるシステム・製品・部品の対象をきめる
  • その機能はなにか (機能: もののはたらき、役割)
  • 要件はどうなっている (要件: 重要な条件、前提、土台、必要なこと)

ありたい姿・システム(製品・部品)・機能・要件の関係が漠然としているところに解決すべき何かが潜む。
何かとは、技術的な根拠であったり、仕事の進め方であったり。そこに手を打ちたい。

やりたいことに向かってゆくには何をするのかを考える

やりたいことに向かってゆくには
何をするのかを考える

  • 要件~機能~システム・製品・部品の関係を繋いでみる
    • 技術目標必達シナリオをつくる: 技術的に正しい結果を得ることができる、必要十分なインプットとプロセスを機能・物理特性で表現する
    • 実行可能な業務計画をつくる: 技術目標必達シナリオで定義した機能・物理特性のつながりをどのように形にしてシステム・製品にするのか具体的なアクションプランをつくる

全てが繋がれば、やりたいことが再現できる技術と仕事のシナリオが構築できる

一発で物事がきまるようになり、新しいチャレンジができる機運が生まれる

仕事の成長のサイクルが実現できる

要件~技術目標必達シナリオ~実行可能な業務計画のイメージ

御支援の進め方

  • お客様のニーズに応じて期間・内容を検討し、すり合わせをさせていただきます。
  • 助言や指導だけではなく、一緒に考える、また必要に応じて、モデル作成をはじめとする技術支援も行います。
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