そもそも人が人をマネージメントするってできるのか…?
- 理屈だけでは人は動かない
- 好き嫌い・理性と感情
- 開発とは、価値を提供することで対価を得る仕事
- 開発の現場は、お金を払って通う学校でもないし、ボランティアでもない
- 効果的な価値を生み出すためには
- どうやって価値を生み出すのか(プロセス・効率)
- 他とは違う価値を生み出す(価値の定義・価値の大きさ・独自性)
ひとりひとりがしっかり考え抜くしかない。ならばどうするか…?
人を動かすのではなく、自働する仕掛けをつくる
- やりたいことがある人にはやりたいことができる環境や条件を提供する
- 組織の中に人の「居場所」を提供する
- 目的に向かって進む集団の重要なメンバーとして役割・責任を明確にし、その人自身や、組織・組織と人の関係の成長を実感できるしくみをつくる
自分事として取り組む「人の自働」によって、人の成長サイクルを回す
取り組みの全体像
3つの取り組み
「人の成長サイクル」を回すために個人と組織をつなぐ仕掛けを作る
「人の成長サイクル」を回すために
個人と組織をつなぐ仕掛けを作る
- 組織のビジョン・ミッション明確化
- リーダーの思いを「カタチ」にします。言葉でしっかり定義します。
具体化と抽象化、詳細にみる、俯瞰してみる、この繰り返しにより思いを忠実に表す言葉を選び抜きます。
- リーダーの思いを「カタチ」にします。言葉でしっかり定義します。
- 組織内外役割分担定義
- 組織の役割とスコープを定義します。
- 基本的な仕事の流れのIPO(インプット・プロセス・アウトプット)を整理します。
- 仕事に対する役割と責任(やらなければならないこと)、そして権限(やってもいいこと)を定義します。
「人の成長サイクル」を回すために個人にすべきことを考える
「人の成長サイクル」を回すために
個人にすべきことを考える
- 人材コンピテンシー定義・育成計画策定
- 部門の役割・職制に応じてロールモデルを選びます。選んだロールモデルから、業務遂行能力(T)・概念構成能力(C)・人間関係能力(H)の観点から、期待される考え方や行動の特性・成果=コンピテンシーを定義します。
- 定義したコンピテンシーと人材のギャップを明らかにし、解決のための行動、つまり人材育成計画の策定と実行の仕組みを考えます。
- 育成計画は部門のニーズだけではなく、個人のキャリアプランともリンクさせて、自身の成長のモチベーションにつなげます。
(補足) 仕事を進めていく上で求められる3つの能力
組織や、組織の中の役割に応じて求められるものは異なるが、3つの能力のバランスが重要。
業務遂行能力 (T能力 Technical skill)
担当実務能力であり、経験と共に高まる。但し実務から離れると、新しい知見に触れることが少なくなり、3つの能力の中で占める割合は下がる傾向となりやすい。
概念構成能力 (C能力 Conceptual skill)
物事を体系的・論理的に捉えて整理し、理解し、活用する力。
組織の上位に立ったり、大きな組織の中で業務を進めるとき、共通の考え方や認識を持つために必要となる。
一般的には、経験と共に高まることが期待されるが、単に経験を積むだけではなく、「考えて」仕事に取り組まないと向上は見込めない。
人間関係能力 (H能力 Human skill)
基本的にはもって生まれたものが支配的と思われるが、
経験により補完的に高めることはできる。
「人の成長サイクル」を回すために組織にすべきことを考える
「人の成長サイクル」を回すために
組織にすべきことを考える
- 組織の短期目標設定・KPI設定と管理
- 開発部門の予算消化の支配的なものはリソースです。予算に収めることも大事ですが、工数消化の予実差に着目し、違和感はないか、あるとすればそれは何故かを明らかにし、必要なら手を打ちマネージメントのあり方や人の動きを是正します。
- 採用・育成活動
- リソースのギャップを埋めるための中・短期的対応として採用・再配置を検討します。
- 長期的な対応としては策定した育成計画に基づき実行します。
御支援の進め方
- ヒアリングを行い、現状を明らかにします。
- 組織に求められているニーズ・アウトプットとビジョン・ミッション
- 組織内外役割分担
- 人材コンピテンシー定義、育成計画
- 予算設定・管理状況
- 人材採用・育成状況
- 目指す姿を共に定義します。
- 当方の経験や事例も共有しながら、一緒に考え、必要なアドバイス・提案を致します。
- 取り組み領域を決めてアクションプランの策定をします。
- アクションはお客様自身に行っていただきます。できないことはプランに入れません。
- 必要に応じてフォローアップを致します。